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大工道具

古代より金物鍛冶のまちとして栄えた小野や三木で作られる播州金物は、江戸時代に確立された鍛造の技術と伝統を受け継ぎ、そこに近代以降に導入された新たな技術が融合されています。それにより、古くから生産している工具だけではなく、ドリルや電動鋸の刃といった機械工具の刃物の生産も可能です。
また、大工道具に限らず建築工事に使用されるさまざまな道具を生産しており、中でも、鋸(のこぎり)、鑿(のみ)、鉋(かんな)、鏝(こて)、小刀(こがたな)の5品目が、その高い品質を評価され、伝統的工芸品に指定されています。

多数の鉋(かんな)の写真 多数の鉋(かんな)の刃の写真 鉋 KANNA

KANNA

280年間 引き継がれる匠の技 鑿 NOMI

NOMI

鑿(のみ)の刃の写真 箱に入った鑿(のみ)の写真

播州金物には多くの種類の刃物があるため、それぞれに合わせたお手入れが必要となりますが、 基本的には錆びを防ぐことが最も重要です。

  • 使用後に刃の間に詰まった木くずを落とす。
  • 木くずを落とすときに直接手で刃に触れると怪我をするので、使用済みの歯ブラシなどを使用する。
  • 生木を切ったあと樹液やヤニが付着した場合は、ヤニを落とすクリーナーを使用して除去する。
  • 使用後は潤滑油や植物油を塗り、鞘などのケースに収納しておく。
鉋 Kote

鏝 Kote

鏝(こて)一覧の写真 鏝(こて)の拡大した写真

Nokogiri

鋸(のこぎり)の拡大した写真