播州三木小野職人
山本鉋製作所
山本鉋製作所は、初代喜市氏が明治36年に三木刃物の鉋の名匠、黒川卯太郎に弟子入りし、鉋刃製造の技術を学び修業の後、大正8年に現在の三木市芝町に開業したのが始まりです。三代目となる鉄心斎芳楽氏は、18歳の頃から技術を学び、50年に渡り鉋鍛冶として仕事に励んでおられます。四代目となる彦六氏も25歳の頃より鉋鍛冶としての経験を積み、現在はお二人で鉋の製作を行っております。
大内鑿製作所
「大内鑿」
明治23年に大内鑿製作所として柏印「大内鑿」の製造を開始。以来、三代にわたって伝統的技術を継承してきました。四代目、大内俊明氏は、代々伝わる伝統的な技術に、金属顕微鏡やデジタル温度計等の最新科学技術を取り入れた独自の製造方法により、刃物の本質である切れやすさを追求し、質の高い鑿を製造されています。
小山市刃物製作所
「使う方と造る者の刃物に対する想いが時空を越えて結ばれる。非常に素晴らしいことだと思います」 小山 啓
明治中頃より本職用鑿を製造し、小山友太郎氏、市太郎氏、一男氏、そして現在の小山啓氏で四代目です。切れ味はもちろん、使い勝手の良い鑿造りにも力を入れられており、より良い製品造りに励んでいらっしゃいます。
岩崎のみ製作所
「播州三木の伝統工芸士による本職用鑿」
播州三木打刃物の伝統工芸士、岩崎永祐さんは26歳の頃にこの業界へ入られ、40年以上も鑿製作に打ち込んできました。二代目となる永祐さんは、親の代から続く「左のぶ弘」の銘を受け継ぎ、お客様である職人さんの満足を得られる「ものづくり」を目指して日々取り組んでおられます。
有限会社 五百蔵
「大正三年の創業以来 鑿造り一筋」
大正三年から三代続く鑿鍛治師の五百蔵 秀夫氏。若い職人も集まり、日夜、技の研鑽を続けられています。
二代目とは十数年しか一緒に仕事ができず、知識や技術は、自分で見て、自分で考えて習得してこられました。非常に研究熱心で、展示室には多くの作品が並んでいます。使う人の気持ちをよく考えて作られる作品の数々は、多くの職人から絶大な信頼を得ています。
五百蔵製作所
「本職用最高級鏝」
昭和7年の創業以来、本職用中塗鏝・仕上鏝を中心に土木・建築用のあらゆる鏝・道具を製造。「時代のニーズに応える物づくり」をモットーに、使いやすく機能的な製品づくりをおこなっています。
小阪鏝製作所
「約100年本職用左官鏝を生産」
大正10年の創業以来、三代続く小阪鏝製作所は、「ヤマウ」ブランドをはじめ本職用左官鏝を生産し続けて、使って頂いた方に喜んでもらえる製品作りを心掛けています。リピート購入も多く、使用者からの支持は絶大です。