宮永鑿製作所様へご訪問させて頂きました

先日の事になりますが、宮永鑿製作所様へご訪問し、製作の様子を見学させて頂きました。

宮永鑿製作所様は四代続く鑿専門の鍛冶職人様です。高校卒業後すぐに鍛冶を始め、40年以上、鑿鍛冶に従事し、日々鍛錬を重ねて来られました。

 

製作される鑿は、特に温度管理に気を付けて製作されており、火造りの回数を極力減らし、鋼を傷めないように、鋼の特徴を生かした鑿造りを心がけておられます。

 

先代が亡くなられてからは一人で制作を続けており、全ての工程においてこだわりを持って造られた鑿は、非常に品質が高く、製作者の丁寧な気持ちが伝わってくる素晴らしい作品に仕上がっています。

 

特にこの平待丸軸の鑿は、先代(三代目)が考案されたもので、軸の根本が丸く、先端に近づくに連れ平らになっていく、特殊な構造になっています。

現在、資料作りを進めております。準備が出来次第、お取引先様にご紹介に上がりますので、よろしくお願い致します。