昭和中期の木炭還元青紙1号鋼と明治中期の希少な穴あき英国製錬鉄を鍛接・鍛造した鉋です。
旧国鉄の鉄橋のリベットの穴をそのまま残し製作しています。
本日より数回に渡って、常三郎様の鉋をご紹介したいと思います。
常三郎鉋 「影」
最高級ブランド青紙スーパー鋼を極々薄くまで鍛え上げました。
短い研ぎ時間で最大の仕事を行う最も職人向きで職人の立場に立った鉋です。
研ぎやすく永切れする鉋です。
12月24日、播州そろばんづくりの伝統工芸士、宮本一廣氏の工房「宮本算盤工房」様へご訪問致しました。
お忙しい中、そろばん製作に関する様々なお話を聞かせて頂きました。
一つ一つの工程を丁寧に正確に進めていく様子は思わず見とれてしまうほど、洗練された美しいものでした。
柱に掲げられているのは、伝統工芸士マークです。経済産業省から認定を受けた方だけが使う事を許されたマークで、このマークがついている商品は正真正銘の伝統工芸品であるという証になります。
実際に製作されたそろばんも見せて頂きました。
この美しい木目の柘植玉をご覧ください。上質で選りすぐりの柘植玉のみで製作されたそろばんの使い心地は、他とは一線を画す素晴らしいものです。
宮本一廣氏のそろばんは近々こちらでも取り扱いが始まりますので、一味違う上質なそろばんをお探しの方は、是非一度ご覧くださいませ。
兵庫県、播州三木産のぐみ柄の原木です。
播州地区では昔から鑿(のみ)や玄能など大工道具の柄の材料として使われてきました。
・汗を引くので、手に馴染みやすい。
・適度な弾力があって衝撃を吸収する。
兵庫県産の中でも播州三木産のぐみの木は
比較的寒い気候で育つので目が細かい特徴があります。
独特の黄色の色合いを持ち、ねばりのあるぐみ柄です。