先週の土曜日6月29日に、三木金物主催の「鍛冶でっせ」に行ってきました。
普段、お電話でしか会話をしたことがない職人さんの方々にご挨拶
をさせて頂き、また、今まで知りえることがなかった道具についての
お話など聞かせて頂きました。
大変勉強になったよい機会でした。
こちらでその会場の様子を少しだけご紹介いたします。
兵庫県、播州三木産のぐみ柄の原木です。
播州地区では昔から鑿(のみ)や玄能など大工道具の柄の材料として使われてきました。
・汗を引くので、手に馴染みやすい。
・適度な弾力があって衝撃を吸収する。
兵庫県産の中でも播州三木産のぐみの木は
比較的寒い気候で育つので目が細かい特徴があります。
独特の黄色の色合いを持ち、ねばりのあるぐみ柄です。
ゴールデンウィーク中、5月3日、4日に開催される
「やすぎ刃物まつり」へ向けて準備の真っ只中です。
出店スペースは昨年もお世話になりました「電化のヤマサキ」様の
店舗前をお借りして出店致します。
通りの最西端に位置しておりますので是非ともお越し下さい。
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2013年4月3日、播州三木の鋸メーカー
「ヒシカ工業株式会社」様を訪問致しました。
古い製法で作られている鋸メーカーは新潟の三条市を含めても数少ない中、
ヒシカ工業様は従来の製法を受け継ぎながらも、機械による精密な作業と
職人による丹精込めた手作業を融合させ、新しい商品価値を生み出しています。
次いで、工場の見学です。
研磨の加工は機械で行われます。
こちらは鋸の”アサリ”を造る設備と目立ての設備です。
昔からの職人の技術は機械となっても受け継がれ、
そのこだわりは機械による繊細な作業によって造り上げられます。
こちらは最後の工程となる、職人による歪取りの作業です。
仕上げの工程となる歪取りは、製作の過程で鋸刃に生じる歪みが一枚一枚異なる為、
熟練の職人による仕上げが必要不可欠なのです。
”使い手の五感に訴える鋸を”と仰っておられたヒシカ工業社長の神澤氏。
直々に懇切丁寧な説明と案内をして頂きまして、鋸造りに対する熱い想いを汲み取りました。
既に大工用・山林用を取り扱っておりますが、
近日、園芸用や細工用の鋸も販売予定となっております。
舟弘(ふなひろ)こと船津祐司氏は
新潟県与板の刃物鍛冶で鑿を初め
鉋、切り出し、ヤリ鉋、玄能などを製作されております。
こちらの「天慶」は入荷に半年の期間を要した
大変貴重で人気の高い鉋です。
兵庫県三木市の鑿鍛冶『小山市刃物製作所』様の差鑿2本組です。
龍紋柄と呼ばれる独特の柄の模様は小山市様オリジナルで、流れるような美しい模様が特徴です。
また、龍の彫金を施し、「昇龍」と呼ぶにふさわしい豪華な仕上がりとなっています。
兵庫県三木市の鑿鍛冶『錦清水』様の追入鑿です。
切れ味を求めた使い易い鑿で、昔ながらの刃物造りを今も守り続けています。
銘の『錦清水』(にしききよみ)は本名をそのまま使用されています。
鋼は安来鋼白紙2号、柄はぐみ柄を使用しています。
ぐみ柄は古くから柄材として使用されている播州鑿の象徴とも言えます。
芯持ちのため強度が強く、衝撃を吸収してくれる特徴があります。
京都の東物で採石された、大変貴重な粒度の細かい天然砥石です。
タバコの箱と見比べても分かる、その巨大さに圧巻です。
2013年1月9日、兵庫県三木市のタイル施工工具のメーカー「石井超硬工具製作所」様を訪問しました。
市場に応じた信頼のおける手動・電動タイル切断機およびタイル、石材施工関連工具の開発、供給に励み日本国内だけでなく、海外市場においても高い評価を受けております。
また、先進メーカーとして新技術・新製品の研究開発に努めておられるグローバルな企業でもあります。