弊社では、小野・三木周辺の播州の金物を主に取扱いさせて頂いておりますが、今回ご紹介させて頂きますのは新潟の水野清介氏の作品になります。
知足は特殊鋼
我逢人はK120鋼
紫清は白紙一号鋼
それぞれ入手困難な希少な鋼で作成された鉋です。
特に知足で使われている特殊鋼は純度の高いものを使用しており、削ろう会杉村幸次郎氏を「引きこまれる不思議な切れ味」と云わしめた、不思議な魅力を持った作品です。
現時点で弊社に在庫がございますので、ご入り用の方がおられましたら、一度ご連絡下さいませ。
先日、高芝郁夫のみ製作所様の作業工程を見学させて頂きました。
高芝のみの系統を受け継ぐ職人様で、高芝郁夫様で二代目となります。
18歳の頃から鑿鍛冶に従事し、キャリアは50年にもなります。
昭和47年に現在の工場に移転してから丁寧な制作を心掛け、切味をひたすら追求して来られました。
現在は青鋼を使った鑿の需要が高まり、出荷の約50%を青鋼の鑿が占めるようになっています。
取り替え式のネジ式差のみのように、他ではあまり見られない珍しい作品もあり、お客様の利用用途をよく考えられた作品は、高芝郁夫様の作品に対する素晴らしい姿勢が感じられます。
この度は、貴重なお時間を割いて、見学の機会を頂きましてありがとうございました。
近々お客様へも、高芝郁夫様の作品をご紹介して参りますので、今しばらくお待ちくださいませ。
5月27日(土)、28日(日)と「かじやの里メッセみき」にて、
この時期、毎年恒例となりました「鍛冶でっせ」に今年も行って参りました。
午前中から現地に行きましたが、今年は例年にも増して人が多く感じました。
今年から新たに参加されたメーカー様等もおられ、年々規模が大きくなってきています。
各メーカー様、職人様からそれぞれ商品について詳細にご説明頂き、より商品に関する知識が深まりました。
そして、各メーカー様、職人様の商品に対する姿勢や深い情熱にとても感動致しました。
今回のイベントをきっかけに近々また新しい商品をご紹介出来るよう、現在鋭意準備を進めておりますので、ご紹介出来る日まで今しばらくお待ちくださいませ。
最後になりましたが、出店されたメーカー様・職人様、参加された皆様、2日間おつかれさまでした。
5月4~5日は、島根県の安来市で毎年行われる、安来刃物祭りに今年も出店致しました。
今年は2日間共に好天に恵まれ、 訪れるお客様の数も非常に多く感じました。
昨年、商品を買って下さった方からすごくよかったとお誉めの言葉を頂いたり、私たちよりももっと遠方から訪れる方がいらっしゃったり、実際に商品を使っているお客様からご意見を伺えたり、貴重な経験になった2日間でございました。
祭りに訪れた方々も、出店者として参加された方々も、そして、この祭りの為に尽力された運営の方々も、2日間おつかれさまでした。
今後もお客様にご満足して頂ける品質のよい商品を、より多く紹介していきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します。
以前にこちらでも一度ご紹介させて頂いた事がある「穴の鉋」ですが、非常に珍しい黒檀台で商品が上がってきておりましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。
普段は白樫台で販売しておりますが、
先日、出店させて頂いた金物販売店の展示会の際に、大工さんが黒檀台を持ち込まれ、常三郎鉋刃の仕込みのご注文を頂きました。
今後も台がある場合は白樫以外の台のご提供も可能でございますので、ご興味のあるお客様は一度お問い合わせくださいませ。
先日、山本鉋製作所様の工場を見学させて頂きました。
山本鉋製作所様は、初代喜市氏が明治36年に三木刃物の鉋の
名匠黒川卯太郎に弟子入りし、鉋刃製造の技術を学び修業の後、
大正8年に現在の三木市芝町に開業したのが初めです。
三代目となる鉄心斎芳楽氏(写真左)は、18才の頃から技術を学び、
50年に渡り鉋鍛冶として仕事に励んでおられます。
四代目となる彦六氏(写真右)も25才の頃より鉋鍛冶としての経験を積み、
現在はお二人で鉋の制作を行っております。
すでにご紹介させて頂いている商品も多くございますが、これから新たにご紹介させていただく商品もございますので、ご興味のあるお客様がいらっしゃいましたら、詳細お問合せ頂ければ幸いです。